家庭菜園・ハーブの栽培

【初心者でも育てやすい】ハーブの栽培・育て方・時期

見た目もかわいくて、料理にも使えるハーブは家庭菜園にピッタリです。自分で育てればおいしさもまた格別でしょう。

ハーブは他の植物に比べて香りも強く害虫の被害も受けにくいですから、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。ベランダでも室内でも育てられますから場所も選びませんね。

この記事ではハーブの栽培方法や育て方、おすすめのハーブもご紹介します。摘みたてのハーブで何を作ろうか、収穫が楽しみですね。

ハーブの栽培時期

ハーブの栽培時期は品種によって多少異なりますが、苗の植えつけは春先の2~4月頃に行われるケースが大半です。

収穫は夏の生育期から順次、ローズマリーなどの常緑多年草なら1年中栽培が可能です。

生命力が強く、多年草なら一度地上部が枯れてしまっても春になると再び芽吹きます。剪定や植替えなどのお手入れを繰り返せば長く楽しめますよ。

ハーブの種類

ひと口にハーブと言ってもその数は2000種類以上と言われています。

家庭菜園向けのハーブなら料理など身近で使えるものが人気でしょう。数ある種類の中から栽培するハーブを選ぶポイントは育てやすさと寿命の長さです。

珍しいハーブに挑戦するよりはしっかり根付いて収穫を迎えられる種類を選びましょう。

たくさんの種類をひとつの鉢で育てる寄せ植えも人気ですが、安易に見た目だけで寄せ植えをすると性質の異なるハーブ同士はうまく成長することが出来ません
同じ環境で育つ相性の良い組み合わせを考える必要があり、それぞれの病気などに対応することも難しいですから、慣れない内は単独で栽培しましょう。

多年草がおすすめ

初めてハーブを栽培するなら1年で寿命を終える1年草より、毎年収穫が楽しめる多年草(宿根草)がおすすめです。

なぜなら植替えの手間がありません。ただ成長に伴い鉢を大きくする必要がありますから、植えっぱなしには出来ませんね。

自分で育てたハーブが年々大きく増えていくと自信になりますよ。

多年草のハーブ
ミント・レモンバーム・タイム・セージ・ローズマリー・オレガノなど
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ハーブを栽培する方法

ハーブは庭の菜園にも直接植えられますが、初心者なら手軽な鉢植えやプランター栽培が良いでしょう。

種から育てる方法もありますが、初心者は苗を購入して植えつけるのがおすすめです。

鉢やプランターなら移動もできる上、目も行き届きますね。日当たりや温度調節なども簡単ですから、収穫まで難しいことはありません。

ベランダや庭などの屋外で育てるケースと、日当たりの良い室内で育てるケースとシーンごとの栽培方法を詳しくご紹介しましょう。

プランター栽培

庭やベランダでプランター栽培するなら、日光を好む品種が選べますね。素材は手軽なプラスチック製で問題ありませんので、都合の良いサイズを選びましょう。

プランターで栽培する時の注意点は苗の間隔を詰めすぎないことです。水やりで蒸れてしまったり、栄養を取り合うため苗にストレスがかかり病気のリスクも高まります。

成長後も見据えると20~30cmの間隔はあけておきましょう。

室内栽培

室内で育てるなら、お世話がしやすいキッチンの窓辺でしょうか。インテリアに馴染む鉢を選びましょう。

室内で栽培するといっても日光無しには育ちません。それに風通しも大切です。

日中はできるだけ日当たりが良く風が抜ける場所に置きましょう。

手軽な栽培キットが便利

ハーブは育てやすく家庭菜園の定番です。手軽な栽培キットも豊富に販売されていますから、利用するのもおすすめです。

ハーブの育て方

ハーブの苗を購入したら早速お気に入りの鉢やプランターに移し替えましょう。

土や水やり方法など、育て方を詳しくご紹介します。

植えつけの手順

まずは植えつけ前に必要なものを準備しておきましょう。

  • ハーブの苗
  • プランター(または鉢)
  • 培養土
  • 鉢底石
  • 鉢底用ネット
  • スコップ
  • ジョウロ

植えつけ方は簡単です。プランターに鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れたら培養土を1/3程入れます。

苗をポットから外し、土と根を優しくほぐしたら根を広げるようにして土の上に置きましょう。プランターと苗の間に土を入れ、軽く手で株元を押さえたらたっぷり水をあげます。

土・肥料

ハーブ栽培に使う土は保水力があり水はけの良いものを選びます。赤玉土や腐葉土を混ぜて作っても良いですが、ハーブ用の土も市販されていますから利用しない手はないですね。

あらかじめ肥料もブレンドされていますから栄養も十分ですよ。

ハーブに肥料はそれほど必要ありません。与え過ぎると味と香りが落ちると言われています。

それでも生育状態が良くない場合は栄養が必要です。葉や茎の色が薄くなったと感じた時や、病気の後などを目安に有機肥料を与えましょう。

プランターや鉢植えの場合、栄養を吸収する土の量が限られていますから、3~7月の生育が盛んな時期に適宜与えると安心です。

水やり

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えます。毎日あげる必要はありませんが、観察は大事ですね。

鉢皿を敷いている場合は皿に水を残さないようにしましょう。根腐れの原因となってしまいます。

また花や葉に水が掛かると傷みやすくなりますから、苗の根元をめがけて水をあげましょう。

剪定(摘心・切り戻し)

ハーブの生育環境を整え新芽を増やすために、ハーブがある程度成長したら剪定をします。

やり方はハーブによって違いますが、株元付近から全体をカットする切り戻しと、先端の芽や蕾を摘み取る摘心(てきしん)という方法があります。

切り戻しは花の咲き終わりや冬越し前のお手入れとして、カモミール・セージ・タイムなどに。摘心はハーブの長さが10cmを越え、本葉が揃った頃ミント・バジル・ローズマリー・シソなどに行います。

植替え

ハーブは生育が早いためプランターなどで育てている場合は1~2年に1度植替えが必要です。時期としては収穫が終わった秋が良いでしょう。

植えつけと同じ要領で一回大きい器に植え替えます。

初心者でも育てやすいおすすめハーブ

初めて栽培する方におすすめのハーブをご紹介します。

育てやすく管理も難しくありませんから、特徴をつかむと思いのほか活発に生育しますよ。

ローズマリーの育て方


1年中収穫ができて手が掛からないローズマリーは料理にも大活躍しますね。

乾燥を好み寒さを嫌う性質ですから、日当たりと風通しを重視しましょう。冬場は室内で栽培します。

生育期と梅雨時期が重なりますから、茂った葉は蒸れ防止も兼ねてどんどん収穫しましょう。また摘心をすれば脇芽も増えていきますよ。

ミントの育て方


繁殖力の強いミントはハーブの代表格とも言えます。暑さにも寒さにも強いのですが、乾燥に弱く、また日差しが強いと葉焼けしてしまいます。

プランター栽培の場合は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、風通しの良い半日陰で栽培しましょう。

バジルの育て方

バジルは1年草のハーブです。日光を好み乾燥を嫌いますから室内よりは屋外で栽培しましょう。

日当たりの良い場所で育てると香りも強くなりますが、真夏の強い日差しでは葉を固くしてしまいます。適度に場所が動かせるプランター栽培がおすすめです。

摘心をすると次々と葉が育ちます。また7月上旬頃に一度切り戻しをすればさらに収穫量も増えますよ。

ハーブ栽培の注意点


丈夫なイメージが強いハーブですが、油断していると病気や害虫被害に合うことも。ハーブがかかりやすい病気と害虫を確認しておきましょう。

かかりやすい病気

  • うどんこ病・・・カビが原因で葉や茎の表面が白くなります。
  • 灰色カビ病・・・灰色のカビが付き苗を弱らせます。
  • 立ち枯れ病・・・土の中のカビが苗を枯らします。

カビが原因の病気が多く、水のやり過ぎや風通しの悪さが発病のきっかけとなります。

うどんこ病や灰色カビ病は見つけたらすぐに病気の箇所を取り除きましょう。立ち枯れ病は枯れ葉をこまめに取り除き、石灰や木酢液などで土を清潔に保つと予防になります。

注意したい害虫

  • アブラムシ・・・葉や茎について栄養を吸い取ります。
  • ハダニ・・・葉裏について傷をつけ苗を弱らせます。
  • ナメクジ・・・花や若葉を食べます。

食材として使うなら殺虫剤や虫よけスプレーなども極力控えたいですね。アブラムシは歯ブラシで擦り落とすか、薄めた牛乳をスプレーしましょう。

ハダニは水に弱いので霧吹きでスプレーをして退治します。

ナメクジは割り箸などでつまんで捨てましょう。屋外に置いているとどうしても虫が寄り付きやすいですから、高温多湿の時期は室内で栽培するのも対策になります。

ハーブの栽培・育て方のまとめ

ハーブを上手に栽培するポイントは特徴に合わせて栽培環境を整え、土が乾いたらしっかりと水やりをすることです。

生育途中で剪定をすれば葉の収穫量も大きく増え、苗の蒸れ防止にもなりますね。

始めは1種類から始めて、慣れてきたらいろいろな種類にチャレンジしてみましょう。