家庭菜園・ハーブの栽培

【初心者】サンスベリアの栽培・育て方のコツ(植替え・株分け・冬越し方法)

観葉植物として人気のサンスベリア。乾燥に強い多肉植物は室内でも簡単に育てることが出来ます。

大きく成長したら株分けや葉挿しで簡単に増やせますから、いろいろなサイズのサンスベリアが各部屋で楽しめるようになるでしょう。

この記事では初心者向けにサンスベリアの育て方と栽培の注意点をご紹介します。手をかけ過ぎても放りっぱなしでも丈夫には育ちませんから、是非参考にしてください。

サンスベリアの種類

サンスベリアの種類は70種以上もあります。品種によって育てやすさにも差があり、希少価値のあるものほど上級者向けと言えます。

店舗で販売される一般的な品種は初心者でも簡単に育てられますよ。

  • サンスベリア・ローレンティー
  • サンスベリア・スタッキー
  • サンスベリア・マッソニアーナ

どれも縦長に伸び、成長すると1mを超える大きさまで育ちます。手始めに小型のものから栽培するなら以下の品種がおすすめです。

  • サンスベリア・ハーニー
  • サンスベリア・ゴールデンハーニー
  • サンスベリア・シルバーキング

大型の物に比べ葉が丸みを帯びた楕円形なのが特徴的です。小型の方が水の吸い上げが少ないですから、水やりの量とタイミングには注意が必要です。

サンスベリアには花が咲く

サンスベリアは上手に育てると花が咲きます。季節のめぐりによって咲くのとは違い、ある条件を満たさなければ可憐な花を見ることは出来ません。

その条件とは株を大きく育てること。花を咲かせるなら長く丁寧に育てる必要があります。

春夏の生育期は茎や葉の成長を促進させる窒素系の肥料を避け、株に栄養を集中させましょう。冬場の寒さも要注意です。

サンスベリアの花言葉は「永久・不滅」。ジャスミンに似た甘く優しい香りも楽しめます。

サンスベリアの栽培スケジュール

サンスベリアの栽培は室内で、鉢やプランターを使います。その特徴は日光と乾燥を好み、寒さや多湿を嫌います。

季節ごとに環境を整え、管理の仕方は気温や湿度によって変える必要があります。まずはおおまかな栽培スケジュールを確認しておきましょう。

  • 生育期・・・4~10月
  • 植替え・・・5~8月頃(2年に1度)
  • 株分け・葉挿し・・・5~6月頃
  • 肥料・・・4~9月
  • 休眠期・・・12~2月(気温によって)

生育が活発な春から夏にたくさん手をかける必要があります。

サンスベリアの育て方

サンスベリアの育て方のポイントは4つあります。

  • 日当たり
  • 栽培環境
  • 水やり
  • 肥料

それぞれの項目ごとに詳しくご紹介しましょう。

日当たり

サンスベリアは日光を好みます。暗い場所でも育ちますが、葉が弱り細長くなってしまいます。日当たりの良い明るい場所を確保しましょう。

ただし直射日光が当たると葉焼けしてしまいますから注意が必要です。理想は日当たりの良い窓際のレースのカーテン越し。

置き場所は一ヵ所と決めず、季節や時間帯によって移動させてもいいですね。1日4~5時間を目安に日光浴をさせましょう。

栽培環境

サンスベリアは寒さに弱く室温が10℃以下になると生育が止まり、5℃以下になれば枯れてしまいます。

気温が高い生育期は外で栽培しても問題ありません。

  • 3~10月・・・戸外でも可
  • 11~2月・・・室内で栽培

気温10℃を1つの目安にして配置場所を決めるようにしましょう。10℃以下の環境では休眠状態となり生育も止まります。

注意が必要なのは冬ですね。寒さ対策は万全にしましょう。

水やり

水は鉢土が乾いたらたっぷりあげましょう。肉厚な葉にしっかり水分を溜め込んでいますから頻繁な水やりは不要です。

気温が10℃以下の休眠期は水やりも一旦ストップします。暖かくなったら再開させましょう。

肥料

肥料はサンスベリアの生育期5~9月に与えます。水代わりに液体肥料を月に1~2回与えても良いですし、固形の化成肥料なら2ヶ月に1回株元から少し間隔をあけて施しましょう。

サンスベリアの冬越し対策

サンスベリアが最も枯れやすいのは冬です。冬に枯れなかったとしても枯れる原因は冬に作られています。

注意すべきは暖房・加湿器・窓際の結露・寒暖差

乾燥には強いと言っても暖房の風は別です。また日当たりを考え窓際に置いたままにしていると、寒暖差が大きく株を傷めてしまいます。

加湿も不必要な水分を与えることとなり、根腐れの危険を招いてしまうでしょう。

冬越しは気温5℃以上の出来るだけ日当たりのある場所で、春まで水を与えず休眠させたまま育てるのがおすすめです。

サンスベリアの植え替え方法

サンスベリアは成長が早いため、2年に1度植え替えが必要です。小さい鉢のままで育てていると根詰まりを起こしやがて枯れてしまいます。

鉢を持ち上げて、根が飛び出していたら根詰まりしているサインです。2年を待たずに植え替えましょう。

植え替えの時期は5月中旬~8月頃。鉢からサンスベリアを抜き、軽くほぐして古い土と枯れた根を取り除きます。

この時古い土は全て落とす必要はありません。根を傷めないように優しく扱いましょう

新しい鉢にネットや鉢底石を敷き土を1/3ほど入れます。サンスベリアを中心に置き、鉢の縁から3~4cmほど下まで土を入れましょう。

植替え直後に一度たっぷり水を与えると土が締まって根が定着してくれます。その後は土が乾くまで水やりの必要はありません。

土の選び方と配合

サンスベリアは水はけの良い土を使います。すぐに使える観葉植物用やサボテン用でも問題ありません。

自分で作る場合は小粒の赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜるのがおすすめです。さらに排水性を高める川砂を混ぜても良いでしょう。

サンスベリア専用の土も販売されていますよ。

サンスベリアの増やし方

サンスベリアは株分けや葉挿しといった方法で簡単に増やせます。植替えのタイミングと同じ暖かい時期に作業しましょう。

株分けのやり方

大まかな流れは植替えと同じ要領ですが、鉢からサンスベリアを抜き取り根を軽くほぐしたら、ハサミを使って子株(株分けする葉)を切り離します。切り分けたサンスベリアは一旦風通しの良い日陰で乾燥させましょう。

切り分け後すぐに土に植えると切り口から雑菌が入ったり、水分に触れ腐ってしまう可能性があります。ひと手間ですが切り口を乾燥させることが株分けのポイントになります。

植替え直後も水はあげません。根が弱い状態では水を吸い上げられませんから、2週間は水やりをせずに様子を見守りましょう。

最初は倒れやすいので支柱を使って紐で軽く結んでおくと安心です。

葉挿しのやり方

元気な葉が1枚あれば葉挿しで増やすことが出来ます。

まず葉の上下を間違えないように注意して10cm程度に切り分けます。株分けの時と同じように日陰で乾燥させてから下側を土に挿しましょう。

土はサンスベリア用や観葉植物用を使います。直射日光を避け日陰に1ヶ月ほど置くと発根します。発根を確認したら水やりも開始しましょう。

土ではなく水に挿して増やすことも出来ます。コップ状の容器に4~5cmほど水を張り、土に挿すのと同じようにサンスベリアを入れます。

水は毎日取替える必要がありますが、発根の様子は水挿しの方が観察しやすいですね。

サンスベリアを葉挿しで増やす場合、新しい芽には斑が入りません。これは先祖返りの現象で、株分けで増やさない限り同じ模様になりませんから注意しましょう。

サンスベリアのお手入れの注意点

水や日当たりなどに注意すれば比較的簡単に育つサンスベリアですが、葉先から茶色く枯れてしまったり、病気などの不安もありますね。日頃のお手入れの注意点をご紹介します。

かかりやすい病気

サンスベリアがかかりやすい病気は、立枯病(たちがれびょう)や軟腐病(なんぷびょう)です。

立枯病はカビの繁殖により葉の根元が腐敗し倒れてしまう病気です。軟腐病も葉が黒ずみ柔らかくなってやがて枯れてしまいます。どちらも寒い時期に株が弱っているとかかりやすく、風通しや水やりに注意が必要です。

病気になってしまった葉は元には戻りませんから、早めに株から切り離し対処しましょう。

枯れる原因とは?

サンスベリアが弱っていたり枯れ始めていたら水のやり過ぎ、または鉢皿に水が溜まっていないか確認しましょう。

肥料の与えすぎもNGです。もう一度サンスベリアに適した環境になっているかチェックしてみましょう。

特に寒い時期はサンスベリアも休眠していますから、過剰なお世話は株を傷める結果となってしまいます。

害虫対策

サンスベリアは虫がつきにくい観葉植物ですが、それでも油断はできませんね。つきやすい虫はハダニ・アブラムシ・カイガラムシなどです。見つけたらすぐに対処しましょう。

ハダニやアブラムシは水に弱いので水を掛けると簡単に駆除できます。水を使いたくない場合は粘着テープで貼り付けても良いでしょう。

カイガラムシの場合はメスの死骸から幼虫が発生しますから、濡らした布でしっかり拭き取ります。

伸びすぎた時の対処法

サンスベリアが長く伸びすぎた時は思い切って根元から切り、葉挿しをしましょう。

ただ細く頼りなく伸びているのなら、日照不足が影響しているかもしれません。そのままでは株が弱ってしまいますから、窓越しの日当たりの良い場所に移動してあげましょう。

サンスベリアの育て方・栽培方法のまとめ

丈夫で育てやすいサンスベリアは、自宅用のみならず贈り物としても人気です。日光と乾燥を好みますから虫の被害もあまり受けません。

育てるポイントは日当たりと水やり、それに定期的な植替えですね。冬を上手に越すことが株を大きく育てる秘訣でしょう。

存在感のあるグリーンが生きいきと育つと嬉しいですね。是非チャレンジしてみてください。