家庭菜園・野菜の栽培

【初心者】パプリカの栽培・育て方のコツ(整枝・摘果・摘花など)

パプリカは、植え付けてから長期に渡って収穫が楽しめる人気野菜です。栄養満点で、カラフルな見た目は料理に彩り添えることができます。

今回はパプリカの栽培方法や、整枝の仕方。また摘果や摘花などについてご紹介します。

パプリカの特徴

パプリカはナス科・トウガラシ属で、南アフリカが原産の野菜です。見た目がカラフルで、グリーン・オレンジ・レッドへと変化していきます。

果肉が厚くジューシーで、ピーマンのように苦みや青臭さは感じられません。生のまま食べても甘みがあって美味しいですよ。

マリネや炒め物にして食べるのもおすすめです。パプリカは、ビタミンCやビタミンA、ミネラル類や繊維質を豊富に含んでいます。

難易度は?べランダ栽培可能?パプリカの栽培時期

パプリカの種まきは、2月下旬~4月上旬に行います。苗が育つまで約70~80日間かかるため、苗の植え付け適期は5月上旬~6月上旬頃となります。

パプリカは低温に弱い野菜のため、早植えは避け、日当たりや風通しの良い場所で育てましょう。ベランダでの栽培も可能です。6月下旬~10月中旬まで収穫を楽しめます。

栽培難易度を5段階で評価するとレベル2くらいです。種から育てることもできますが、初心者は苗からの育成が簡単です。

パプリカは1株から50個以上も収穫ができるため、少数の株を育てたい人にも苗の購入をおすすめします。

パプリカの栽培方法

ここからはパプリカを種から栽培する方法をご紹介します。苗を購入する場合は『パプリカの苗を購入しよう』からご覧ください。

パプリカを種から育てる

2月下旬~4月上旬頃が種まきの適期ですが、発芽の適温が25~30度と高めなので、十分気温が上がってから種をまきましょう。

ポリポットに市販の培養土を入れ、種を3~4粒まきます。上から5mmほどの培養土を、ふるいにかけながらかぶせましょう。

その後はジョーロで優しく水やりを行ってください。種を植え付けたポットは、園芸店で購入できる薄いビニールシートや、ビニール製のミニテントに入れて育てると良いですね。

日光に十分当てて育てますが、高温になりすぎないよう、気温の高い日はテントを外して換気をしてあげましょう。夜の水やりは苗が不ぞろいになる徒長の原因になるので、水やりは朝に行ってください。

パプリカの間引き

パプリカは2度間引きをします。パプリカの苗が発芽して子葉(初めに出る双葉)が揃ったら、状態の悪い苗を間引きましょう。

2度目は、本葉が3枚揃った頃に行います。状態の良い物を、ポットの中に1本だけ残しましょう。本葉が6~7枚に揃ったら、菜園やプランターへの植え付けが可能になります。

パプリカの苗を購入しよう

※苗から栽培する方は、ここからご覧ください。

パプリカの苗を購入する際は、以下の点に気を付けながら苗を選びましょう。

  • 葉の緑色が濃い
  • 葉に厚みがある
  • 茎が太い
  • 葉が約10枚ついている
  • 節と節の間が狭く、しまっている
  • 子葉(苗の根元付近に生えている双葉)が大きく生き生きしている
  • 一番花が開花しているor開花直前
  • 葉の先端に勢いがある
  • 病害虫がついていない

土の準備

プランター栽培の場合、土は市販の培養土を利用すると便利です。プランターのサイズは、標準サイズ(60cm以上)深型タイプにしましょう。

パプリカは根を浅く張る野菜ですが、加湿を嫌うため深型プランターでの育成をおすすめします。

鉢底には、砕いた発泡スチロールを網製の巾着袋に入れた物を敷き詰めておきましょう。(ホームセンターなどで購入可能)

そうすることで排水性が良くなり、病気の発生を防げます。菜園で育成する場合は、植え付けの2週間前に石灰をまいておきましょう。

植え付け1週間前に、苗を植えつけるための植え付け穴に、元肥(窒素・リン酸・カリを含んだ肥料)を与えて埋めておきます。穴の間隔は約45cmとりましょう。

苗の植え付け

パプリカは高温を好むため晴天の午前中に植え付けを行います。水を入れたバケツにポリポットをゆっくり沈め、苗に十分な水分を与えておきましょう。

プランターまたは菜園に、ポット苗と同じくらいの幅の浅めの穴をあけておきます。菜園の場合、植え付け前に元肥をまいた場所が好ましいです。

苗を複数植える場合は、株間を45cmとりましょう。ポットから出した苗を軽く手で押さえて、根鉢を崩さないよう注意しながら穴に入れ込みます。

苗を入れたら、苗の周りの土を少し凹ませておきます。これで苗にしっかりと水分が浸透しますよ。植え付けた後は、たっぷりとジョーロで水を与えましょう。

根が土に根付く約1週間の間は、しっかりと水やりをします。水やりを兼ねて、市販の病害虫駆除用の薬剤をかけても良いですよ。

支柱を立てる

パプリカは枝が弱いため、植え付けたらすぐに支柱を立てましょう。苗が小さい時は割りばしを利用し、茎が伸びてきたら、市販の支柱や竹の棒を使います。

結び付ける紐は、ビニール紐や麻紐を使用してください。プランター栽培では、パプリカの一番花の上で枝分かれをした、2本の枝を支柱に結び付けます。

菜園栽培の場合は、約1mの支柱1本を垂直に立て、支柱と茎を紐で軽く結んであげましょう。

1mの支柱を3本三股にして(2本を×印のようにし、2本が重なったところにもう1本立てて)おいても、安定感があり良いですね。結ぶ時は数字の8を描くようにし、成長を考えて緩めに結んでおきましょう

パプリカの水やり

パプリカは水分を好む乾燥に弱い野菜ですので、土が乾いていたらたっぷりと水をあげます。水やりの回数を増やすのではなく、一回量を多めにあげるのがポイントです。

特に夏時期は雨が少ないので、しっかりとあげるようにしましょう。急激な温度上昇が繰り返される夏は、朝と夕方の1日2回水やりを行うと効果的です。

また、水やり時の泥の跳ね返りは病気の原因となるので気を付けましょう。水の跳ね返りを防ぐため、土にワラを敷いておくと良いですよ。土の乾燥も防ぐことができて一石二鳥です。

パプリカの追肥

パプリカは肥料を好む野菜ですので、植え付けて1ヶ月経ったら市販の化成肥料をまきましょう。その後は育成状況を見ながら、20~30日に1回のペースで追肥します。

液体肥料を使用する場合は、1週間に1回のペースにしましょう。肥料をまく場所は、パプリカの葉が広がった位置よりも、少し先の位置になります。プランターの場合は、苗から離れたプランター周りに追肥しましょう。

パプリカの整枝

パプリカは、主な茎と、その外側の2本枝の、3本仕立てが基本となります。そこで、パプリカの不要な枝を刈り取って整枝する必要があります。

一番最初に咲いたパプリカの花(一番花)の下に、2本に分かれる枝が出てきますので、その2本はそのまま残しておきます。

2本残した枝よりも下に生えている芽は、害虫を予防するため全てハサミなどでカットしてください。

パプリカの摘果と摘花

パプリカは小さい苗の状態で実をつけると、苗が弱って成長が遅れてしまう可能性があります。そのため、一番最初になったパプリカの実はハサミで切りとって摘果します。

また株を大きく育てるために、一番最初に咲いた一番花は摘み取ります。そのまま咲かせると栄養分が実に流れてしまい、株への栄養分が少なくなるのです。

パプリカを収穫しよう

パプリカは開花して40~50日で収穫が可能です。大きさ6~7cmくらいの物が丁度良いサイズです。

実はハサミでヘタの部分を切って、ハリと光沢があるうちに収穫しましょう。少し株が弱ってきたように感じたら、実が小さめの時点で収穫します。

そうすることで、株が元のように元気になりますよ。株の様子をよく観察することで、長い間収穫を楽しむことができます。

素朴な疑問Q&A

実が腐るのですが

パプリカを雨よけのない場所で育てていませんか?パプリカは実をつけて収穫できるまで1ヶ月ほどかかります。

その間、雨にあたってしまうと実が腐ったり、傷みやすくなります。プランターを移動してあげるか、雨よけのビニールテントを活用すると良いですよ。

色が付かない

パプリカはピーマンと同様、最初は緑色です。緑色はまだ未熟果の状態ですので、もう少し様子を見てください。

約2ヶ月ほど過ぎたところで、だんだん完熟して赤色・黄色・オレンジ色へと変化していきますよ。

パプリカ栽培のまとめ

パプリカの栽培方法や整枝の仕方。また摘果や摘花などについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

一番花と一番果を摘み取ることで、育成が長く楽しめます。土の乾燥に注意し、水をたっぷりと与えながら、パプリカの栽培を楽しんでくださいね。